'05/08/18

 斐川町 ひまわり 祭り
   

斐川町は島根県の出雲平野にあり、県下最大の穀倉地帯

である。

得意先回りを太陽が少し西に傾きかけ雷雲がモクモクと現

われた、とっても暑い時間に伺わなければならなかった。

数年前に施工した出雲ドームの屋根改修作業を見学しな

がら車を進める。

点在する農家は冬の季節風を防ぐために、クロマツで出来た築地松に囲まれている。

その地域の県道脇にて、『ひまわりまつり』が開催されていた。

一面を黄色と緑に染めて、少し頭を下げ始めた稲穂をたくさん付けた田んぼの隣りに眺めることができた。

一斉に同じ方向に面を向けている。正面・背面・側面を

それぞれの花の高さに顔を近づけて見ると、京都にある

三十三間堂 蓮華正院の長大な堂内にびっしりと埋め

尽くすように立つ千手観音像を思い浮かべる。

全体をなんとなく見た感じは、皆暑さにクッタッとしている

様である。しかし一つ一つを手に取るように近くで観察す

ると、元気で満面の笑みを浮かべて「暑さに負けずガン

バレ!!あと少しで冷たいビールが待っているよ!!」

と語りかけるようだ。

「もうひと踏ん張り!!ナベさん!!」

 

'05/08/10

 タッチダウン!! 接着材の耐久性能について
   

 スペースシャトルが米国カリフォルニア州、エドワード空軍基地に9日日本時間、午後9時11分に着陸した。

スペースシャトルの大気圏に突入する速度はマッハ22、時速25 , 000キロメートルのスピードである。

この高温に耐えて、宇宙空間を行き来するには、シャトルの外部に貼られた耐熱タイルによって、 飛行船機体

が覆われているからである。

スピードが速ければ速いほど空気との摩擦熱が高温

になる。スペースシャトルの窓から外を見ると外は高

温になって真っ赤になってしまう。機首に近い下面部

分は大気圏への再突入の際、1,000度以上の高温

になる。

さらに機首部は10%〜30%高温になると言われている。
 20数年前に開発された、弊社の『プロムナールーフ』

は開発当時セメダインの営業担当者の方から上記の

ように「スペースシャトルの耐熱タイルは接着材で貼ら

れている。接着剤の進歩は素晴らしいものである。」

と言うセメダインのセールストークにもとづいて、数々

のデータを提出されて採用にいたった。

 『プロムナールーフ』は建材試験センターにおいて数々の耐風圧試験などの性能試験を行なってきて、ポスシール

という接着材の威力は理解していたが、今回スペースシャトルの耐熱タイルの充填材のはみ出し事故によって、

あらためて接着剤の性能の良さをふりかえることができた。

野口 聡一さんシャトル修復作業成功・帰還おめでとう!!!

 

'05/08/04

 野口 聡一さんの船外活動
   

スペースシャトル『ディスカバリー』の機体下面で見つかった、突出材(充填材)のはみ出しについて、

船外活動(宇宙遊泳)で除去することになった。

1981年4月に初飛行して以来、初めてである。

補修作業はロビンソン飛行士が担当、野口聡一さんがサポートするもよう。

この部分を切り取るか、引きぬくかの方法を検討中である。

このニュースを見ていて、無重力の中での大変な仕事であると思う。

私共も屋根葺き作業にはヘルメット・安全靴・安全帯に腰道具袋をセットして、万が一の事態に備えて

親綱を利用しての屋根工事をしなければならない。

無重力と違ってふんばりが効くけれども、墜落事故の可能性が多分に考えられる。

以前、スパイダーマンのような職人さんがいたら、どんなに楽に作業ができるのではないかと、このコーナーで

紹介したことがあった。スパイダーマンの纏う衣装はわずか数ドルである。そして屋根作業員さんが身に付ける

安全帯と腰袋のセットで約22,000円くらいである。

ところが、はるか銀河系宇宙にて活動する宇宙飛行士の船外作業服は十二億円もするというから、おどろき!!

もものき!!さんしょのき!!である。

なにも高度350km離れた大宇宙で、高価な装備を付けて仕事をしなくてもよいものではないかと思う。

歴史的な修復作業に挑戦!!野口 聡一さんガンバレ!!!!

 

'05/08/01

 ゲップ!!!!!GEPPU!!
   

前回に続いて排出物のお話。

少なくともゲップはカッコ良いものでない、炭酸が腹に溜まるから尻から出すか口から出すかのどちらかである。

胃がむかむかする時にゲップを我慢していると気分がすぐれない、またビールなどの炭酸が入っている飲み物

を胃に入れた時、胃から帰ってくるお返しは我慢せずに出したほうが食欲も増してくる。

京都議定書が今年4月から発行されて地球温暖化対策が本格的に取り組まれる。

畜産大国ニュージーランドを旅した時に感じた一つとして、羊や牛などの家畜の数は国民12倍いるといわれている。

牛1,000万頭 羊4,000万頭と推測される。家畜などは草を食べて胃に入れてから消化するまで、

はんすうを行うために戻した植物と一緒に『ゲップ!!』がでる。

その時にメタンガス(牛一頭年間130キロのメタンガス)が排出され、また堆肥などの肥料から発生する

亜酸化窒素も地球温暖化の原因の一つにされている。

畜産輸出大国の大きな悩みである。牧草の歯による浄化作用はプラスに作用しないのだろうか。

世界の人口増加は1分あたり150人、1日20万人、1年80百万人増加している。

1年60百万人亡くなる、現在約65億人が地球上で生活している、人類が輩出するゲップや呼吸による

炭酸ガスの他に生物が排出する量を計算したら、寝苦しい熱帯夜もいつのまにか眠りに入ってしまった。