小用時は一気に深呼吸して中に飛び込む。しかし臭いは我慢できても、アサガオに向けて見ている目は閉じるわけに
い
かない。段段とダンダント異様な臭いが目にしみてくる。
用を済ました瞬間、表にでた時の空気の美味さは特別である。
さて、大きい仕事の時は最悪である。目にしみながら異臭をかがなければならない。
熱気がこもった内部では、力を入れるたびに汗が首筋から背筋を伝わって、お尻のワレメちゃんに達する事もある。
最近はセミ水洗式の物もあるが、臭いを完全に閉じることができない。
小さな落し口に排出物が溜まると自然に音を『ポットン』とたてて消えて行く。
猛暑再来である、建設現場に携る人々の苦痛が残暑の残る10月始めまで続く。 |