2003/08/20
 親方 (職長)の一日
 
   
 各現場において、朝礼は通常7時45分位から8時15分の間に始まります。体操をして、からだをほぐして、元請職員から挨拶があり、当日の作業上の注意事項などミーティングを行います。その後に各職方の職長より、KYKボード(危険予知活動表)に活動のポイントや活動の方法を記入した事柄にもとづいて、本日の作業人員・作業内容と安全対策などを報告します。元請職員・各職方の方々とのコミュニケーションをこの朝礼においてはかります。

 朝礼後に、自分の会社の職人さんに作業指示を行います。本日の安全対策・作業のポイント・作業範囲・他業者との絡み・材料の搬入時間・車両の大きさ・台数・レッカー等の利用時間などを打ち合わせて作業に取りかかります。

  作業途中においての問題点や納まりなどをチェックしながら、作業をスムーズに進める事ができるように気をはらいます。通常午前の終わりか、午後一番に再度、元請職員と協力業者を交えてミーティングが開かれ、作業上の問題点・明日の作業に関してのすり合わせなどを行います。

 一つの建物を完成・引渡しするまでには現場におけるコミュニケーションと和がかみ合う事が大切です。親方は、この定時ミーティングの結果を職人さんや作業員の方々へ伝え、安全と品質をふまえて作業手順を考え、作業がスムーズに進行するように目を光らせます。

 作業終了前に明日の段取りをし、元請へ明日の作業について打ち合わせを行い、挨拶をして家路につきます。

 親方の仕事はとても多くなっています、どんなに世の中IT化が進んでも現場を動かしているのは人と人とのつながりです。この和を大切にして建物創りに貢献します。

ヘルメットよし!! 安全帯よし!! 足元よし!! 御安全に!!

 
  2003/08/20
 おなら感
 
   

 『出物、腫れ物ところかまわず。』
 「おならの素は腸の内部における異常発酵だ。」と聞いたことがある。人間誰でも唾液(ツバ)を口に含んでいる。このツバに含まれる泡が胃や腸に入って行き、空気の塊になって『ゲップ』になったり『おなら』になったりする。
 早食いの人はどうだろうか。食べ物を口に入れて、十分に噛まずに飲みこんでしまう。やはり、食べ物に含まれる空気がおなかに入り『おなら』の素になるのではないか?小生は早食いのために、どちらかと言うとガスを発射する回数が多いのでそのように感じる。
ゆっくり食べて、食べ物を良く噛んで、食べ物の中の空気を押し出すようにして、食道へと飲みこめば『ガス』の発射回数も減るの ではないかと感じる。
 ゆったりとした生活をする事が、ガスの発射回数減少につながるのかも。
 
 
『ガス』といえば自動車の排気ガスがある。自動車は化石燃料(石油)を燃焼してエンジンを回転させ、ガスを排出して動く。油濃い食べ物、特にてんぷらが好きだから、やはり『ガス』の原因になっているのかなと感じる。
 おならは燃えるか???燃焼実験をしたことがある人は何人いるだろうか。授業で学んだ事をすぐさまその晩に風呂に入って実験を試みた。準備は簡単である、バスルームの電気を消して、牛乳瓶とガスライターを携えて風呂に入る。緊張してなかなかガスが出ようとしない。ようやく出そうになって、発射口に瓶を添えてみた。しかし、ガスは背中へ廻ってしまい、第1回目は捕獲不成功に終わった。【噴射圧は後ろに出るものだ・・・・納得。】
 態勢を入れ替えて、前部にてかまえる。一つ邪魔なものがぶら下がっているが、横にかわして、発射口にて待機、発射準備完了。捕獲に成功した。
 先生曰く、「捕獲したガスは瓶を逆さにした状態にて、水面へ移動する。ライターをその直ぐそばにて待機、瓶を水面から出した瞬間に火をつける。」と言われたとおりに実行する。
ほの青い火がボーッとついて、実験に成功。おならは燃えるんだと納得。意外と完全燃焼してしまい、無臭だったことに驚きを感じた。

 次回の授業で、先生が「家でおなら実験をした人?」と聞かれたが、すきな女の子がいた手前、素知らぬ振りをした。
残暑の続く暑い夏の臭いお話でごめんなさい。

 
  2003/08/14
 熱中症対策、屋根屋編
 
   
  甲子園、全国高校野球夏季大会が盛り上がっています。この時期は屋根屋にとっても大変な猛暑のピークを迎えます。屋根の上には日陰がほとんどありません、太陽から逃げ場を探して仕事をすることは下屋工事以外ありません。
 
ある16階建てのホテルの屋根工事を、今年のような猛暑の時期に施工することになり、携わった職人さんの熱中症対策を紹介します。
 昼休みを12時から2時間程取るようにして、ピーク時の暑さをさける様に現場作業をして、夕方1時間余計に仕事をします。
クーラーポットに氷をいれて、その横に塩を置いてその塩を少しずつなめながら水を飲みます。こまめに水分補給をする事が大切です。
ヘルメットの下にタオルをかぶり,熱射を首筋にあたらないようにします。 長袖の作業着を着用して、肌に直接太陽があたらないように心がけます。
 などありますが、背中から汗が噴出し、その汗が固まって白く塩の結晶を作業着の上に作ることなど普通の現象です。
 たまたま、陣中見舞いに現場を訪れました。荷揚げ用リフトには乗れず、足場伝いの狭い階段を、16階の上へと登ります。足場伝いの階段は全く風が通らず、ようやくの思いで屋根作業の現場にたどり着きました。
 『親方、水飲ませてください。』屋根の上に置いてあったクーラーポットを見て直ぐに尋ねました。『イイよ。』と言う答えを聞かず間もなく、その水を口にしました。瞬間・・・・
絶句しました。お水ではなく、味噌を水で溶いて氷にて冷やした、氷味噌水です。思わず、『ウウウーー』と言って吐き出しそうになりました。
 そんな自分の様子を見て、職人さん達に笑われました。親方曰く『特製、スタミナドリンクだとよ??????。』
このように、夏バテ対策と熱射病対策をしながら、暑い夏を乗り切ります。

 太陽のイメージをイラストにしてみました!
御覧の皆様は、どの太陽が一番暑苦しく感じますか??
まだまだ残暑が続きますが、くれぐれも御滋養下さいますようお気を付け下さい!!!
 
  2003/08/08
  ややこしい
 
   
 真夏に突入して、蒸し暑い気温が続くようになった。
時折入道雲が発生して、モクモクと青空に広がり始める。雲と霧は水蒸気で出来ているので、気象的要素は同じなのに呼び名が違う。
 雲は地上にて温められた水分が蒸発して、大気にどんどん集まっていく。そこで、上空にある寒気に冷やされて、水の結晶となり雲になる。
 霧は湿った空気が地表近くにて、冷やされてやはり水の結晶となって霧になる。同じ要素にて出来ているのに、なぜ雲と霧と呼び名が違うのか、ややこしい・・・・。

 どうも、地上から見る人の位置で上空にあるのが雲、地面に接してモヤモヤしていると霧という表現らしい。
 雲・霧は0.02oという1mmの五十分の一または、2ミクロンいうとっても小さな結晶である。
 霧で有名な場所は北海道の摩周湖があります。夏と冬に訪れて、まったく霧に恵まれずに、幸いにも中央にあり湖面にアクセントを加えている中島 (カムイッシュ)を見ることができました。摩周湖は湖水が他から流入・流出しない湖ですので、湖水の温度がとっても冷たく、霧に覆われていることがおおくて「霧の摩周湖」と呼ばれます。
 遠くに見える山の頂に見えるのが雲、山に登っている人は雲とは言わず霧という。人の見る場所によって言い方が違ってくる。では、飛行機で遠くに見えるのは雲? 雲の中に入った時は霧? ややこしい話。

 飛行機が乱気流に突入した話は、見手我留記の 『機内での遭遇』を御覧下さい。
 
 
  2003/08/02
  光のお好み焼き
 
   

 国道188号線は、瀬戸内海沿いを南陽市から下松・光・田布施・柳井・岩国・広島へとむすんでいます。柳井市において、お世話になる現場があり、福岡営業所から出向くことになり、この国道を利用しました。

 光市の室積近くで、お好み焼き屋さんに入ってご馳走になりました。
暖簾をくぐって中に入ると、真中に大きな鉄板のテーブルがドンと陣取っております。今までに、数え切れないお好み焼きや、ヤキソバをこの上で料理した歴史を感じさせる鉄板です。メニューにあった海鮮と牛玉を注文して、目の前で焼き上げる様子を見させていただきました。

 特製だしでといた小麦粉を、薄く円く敷いてベースを作り、表面が乾かないうちにオカカをパラパラとまんべんなく降りかけます。すぐにキャベツをのせます。
 お好みで注文した、エビやイカなどの海鮮を入れ、特製ダシでといた小麦粉の中でかき混ぜます。それを上にのせます。

 すぐさま反転、特製の重しを乗せて手の力で圧力をかけます。中に入れた具が押されて少しはみ出てきます、ジィジュージューーと音がします。 『まもなく食べれるぞ』 と言っているような、お好み焼きの言葉のような気がしました。

 次に、特製おたふくお好み焼きソースをハケで塗り込み、青海苔をパラパラと振り掛けてハイ出来あがりです。
 鉄板の上でそのままいただくので、いつまでも冷めることなく、おいしいお好み焼きをいただきました。
 壁におたふくソース社のポスターが貼ってありましたので、紹介します。

『焼けるまで我慢 お好み焼き』この時の気持ち・・・・・。
なかなか、ユニークなことが沢山書いてあります。

『夏バテ防止に お好み焼き』 『スタミナつけよう お好み焼き』を夏真盛りの今、思いつきで一句・・・・・。