2002/01/31
 感激と感謝
 
  

屋根屋の経験と実績により、数年かけて開発した製品が二つの工法を組み合わせて採用された。
30数年経た建物の防水屋根改修を依頼されました。「何度も何度も補修工事をしても雨漏りがとまらない。」、
「夏場はとても熱いのでどうにかならないか?」、「後日、屋根の有効利用として太陽電池を設置したい。」
早々に現場へ出向き、現地調査をした。屋根は、建物の歴史を感じさせると共に、かなり劣化が進んで、排水溝には泥やゴミが堆積して苔が生えている状況でした。また、屋根面の所々にひび割れや水溜りが生じているために漏水してました。

改修方法として『ジンクロン外断熱改修工法』を提案させていただきました。
この工法は、コンクリートの下地に直接吊子を固定して、断熱材を落とし込む駆体保護にも大変優れた外断熱改修工法です。
屋根材にSF仕様を採用して、将来太陽光発電電池の設置を可能にしました。
NEDOの60キロワット申請がとおり、太陽光発電池の設置も完了して、屋根を建物の寿命の最後までに改修するだけではなく、屋根面の有効活用に役立つお手伝いすることができました。

遠く、肥後の国熊本において、太陽の恵みをさんさんと受け発電している状況を見たときの感激は、言葉に表すことができない喜びでした。
私どもの屋根工法を採用いただいた施主様に心から感謝いたします。
 
 2002/01/21
 HARRY-POTTER を観て
 
  
世界一億部突破のベストシリーズのハリー・ポッターを先日観ました。全七巻のシリーズの第一巻目作品『ハリー・ポッターと賢者の石」の映画化です。
この第一巻をとても楽しく読ませて頂き、今の現実とはかけ離れたストーリーであるばかりでなく、この世にありえない物や、出来事に遭遇できて、自分の想像の世界を広げることができ、さらに新しいイメージつくりをすることができた。
さて、映画という映像を現実に観てしまうと、本の中でのイメージとずいぶん違うもんだと感じました。
ハリーの十一歳の誕生日に魔法学校から入学証が届く。八リーを無視するダーズリー家の抵抗の凄さは本のなかでは味わう事ができないばかりか、クィディッチというこの世に存在しないハラハラドキドキの空飛ぶサッカーゲームでは、その場その場のスピード感溢れるシーンに感激しました。
ダンブルドア先生は、本を読んだ時のイメージに近いのでなんとなく近親感を感じました。
映画という限られた時間内で、本の全てを表す事は不可能であることは十分承知しているはずだが、なんとなく映画より本の世界のほうが一段と素晴らしいものと思います。
昨年の十一月一日の自分のイメージ画のように、自分では魔法界とはもっと明るいものと感じていました。
上映を待っている際に、明るい場内を見渡して感じたことは、観客の約九割は女性の方々であるということでした。さらに驚いたのは、その女性のさらに九割以上は、髪の毛をカラーリングしている方々だった事を後ろの席にて座っていて感じました。
街を歩いていても、中には歌舞伎役者と間違えるようなメイクアップの方々を見かけます。見られているから余計にこのようなスタイルをするのでしょうか。
今年の成人式のニュースでも、日本独特の黒髪の方が少なかったですね・・・!
魔法使いが変身して街を徘徊しているのかもしれません。
 
 2002/01/15
 エーゲ海に浮かぶ島々
 
 

マリンブルーの青い海、澄み切った青い空の間に浮かぶ島々、そして強い日差しに白い家々がとても眩しい。白く美しい風景の島がエーゲ海には大小合せて1400島以上あるといわれています。
世界中の人々の美への憧れを引き付けております。建物はコンクリート建築で作られており、屋根はドーム型や袖壁を屋根面まで立ち上げて、丸く面取りをつけた形状が多くみられます。白い色をベースに塗られた壁や屋根が圧倒的に多く、エーゲ海の景観に溶け込んでいます。 なぜ白色を使うかと尋ねたところ、顔料を入れない為、一番塗料費が安いとの事。それと真夏の灼熱の太陽光を反射する役割を果たしてくれる色である為に好んで採用している。そしてエーゲ海の朝日と夕日の鮮やかさを演じる為にも。
屋根はコバルトブルーの色や赤色をアクセントに使用している建物を目にすることができます。雨仕舞いは白色をベースにした防水剤をペタペタと塗りこむ工法です。一年の内、雨季はあるそうですが、エーゲ海特有の温暖な気候の為、長雨による被害は少ないそうです。
また、暇をみては防水層が痛む前に、上から再防水を施し、かなりメンテナンスには気を使うそうです。

沢山の島々には、ギリシャ神話にまつわる数々の伝説や古代ギリシャ時代の遺跡などがあります。
ミコノス島には太陽の神アポロンと月の神アルミテスが生まれた・・・クレタ島にはミノア文明の頃に築かれたクノッソス宮殿・・・旅先でめぐり合う人々・・・など島めぐりの旅行記を『屋根屋長尺 見手我留記』で紹介しております。是非ご覧下さい。

 
 2002/01/08
 理想のシステム屋根
 
 

バブル崩壊後の十余年を経て、新たな年を迎えました。回復しそうにみえて回復しない日本経済は、今までの社会システムとは異なった物に変化してしまった様な気がします。
社会の色々な枠組みが崩れてしまい、どこで歯止めをかけるのか先の見えない時代が当分続くようです。政府も民間も従来のやり方にこだわっていたら、益々解決の糸口を見つけることはできないのではないでしょうか?成長・発展などは期待することが無理のような気がします。
ここで、困った時の神頼みではありませんが、中国に古代から伝わる色々な神様を紹介します。漢字でこまごまとそれぞれの神様の右上に紹介してありますが、さてこの中で日本経済を立て直してくれる神様はどこにいるのでしょうか?
根本的に変わってしまった社会システムに適応できる神様の出現を待たないといけないのでしょうか?
私どもは創業時の原点に立ち返ってみて、自社の競争力の源泉としての知識・技能・技術力をじっくり見つめなおして新時代にふさわしい屋根屋として建築業界に役立つよう努力をし続けます。
今年も宜しくご指導・ご鞭撻のほど願い申しあげます。

 
 2002/01/01
 あけましておめでとうございます。
 
 
今年も宜しくお願い申し上げます。