屋根屋の経験と実績により、数年かけて開発した製品が二つの工法を組み合わせて採用された。30数年経た建物の防水屋根改修を依頼されました。「何度も何度も補修工事をしても雨漏りがとまらない。」、「夏場はとても熱いのでどうにかならないか?」、「後日、屋根の有効利用として太陽電池を設置したい。」早々に現場へ出向き、現地調査をした。屋根は、建物の歴史を感じさせると共に、かなり劣化が進んで、排水溝には泥やゴミが堆積して苔が生えている状況でした。また、屋根面の所々にひび割れや水溜りが生じているために漏水してました。
マリンブルーの青い海、澄み切った青い空の間に浮かぶ島々、そして強い日差しに白い家々がとても眩しい。白く美しい風景の島がエーゲ海には大小合せて1400島以上あるといわれています。世界中の人々の美への憧れを引き付けております。建物はコンクリート建築で作られており、屋根はドーム型や袖壁を屋根面まで立ち上げて、丸く面取りをつけた形状が多くみられます。白い色をベースに塗られた壁や屋根が圧倒的に多く、エーゲ海の景観に溶け込んでいます。 なぜ白色を使うかと尋ねたところ、顔料を入れない為、一番塗料費が安いとの事。それと真夏の灼熱の太陽光を反射する役割を果たしてくれる色である為に好んで採用している。そしてエーゲ海の朝日と夕日の鮮やかさを演じる為にも。屋根はコバルトブルーの色や赤色をアクセントに使用している建物を目にすることができます。雨仕舞いは白色をベースにした防水剤をペタペタと塗りこむ工法です。一年の内、雨季はあるそうですが、エーゲ海特有の温暖な気候の為、長雨による被害は少ないそうです。また、暇をみては防水層が痛む前に、上から再防水を施し、かなりメンテナンスには気を使うそうです。沢山の島々には、ギリシャ神話にまつわる数々の伝説や古代ギリシャ時代の遺跡などがあります。ミコノス島には太陽の神アポロンと月の神アルミテスが生まれた・・・クレタ島にはミノア文明の頃に築かれたクノッソス宮殿・・・旅先でめぐり合う人々・・・など島めぐりの旅行記を『屋根屋長尺 見手我留記』で紹介しております。是非ご覧下さい。
バブル崩壊後の十余年を経て、新たな年を迎えました。回復しそうにみえて回復しない日本経済は、今までの社会システムとは異なった物に変化してしまった様な気がします。社会の色々な枠組みが崩れてしまい、どこで歯止めをかけるのか先の見えない時代が当分続くようです。政府も民間も従来のやり方にこだわっていたら、益々解決の糸口を見つけることはできないのではないでしょうか?成長・発展などは期待することが無理のような気がします。ここで、困った時の神頼みではありませんが、中国に古代から伝わる色々な神様を紹介します。漢字でこまごまとそれぞれの神様の右上に紹介してありますが、さてこの中で日本経済を立て直してくれる神様はどこにいるのでしょうか?根本的に変わってしまった社会システムに適応できる神様の出現を待たないといけないのでしょうか?私どもは創業時の原点に立ち返ってみて、自社の競争力の源泉としての知識・技能・技術力をじっくり見つめなおして新時代にふさわしい屋根屋として建築業界に役立つよう努力をし続けます。今年も宜しくご指導・ご鞭撻のほど願い申しあげます。