2001/10/25
 TEH AUTUMN COLORS
 
  

紅葉・黄葉前線が南下中です。
北海道 大雪山が紅葉のスタートとして有名です。
日本全国たくさんの紅葉の名所があり、わずか十日ばかりの間に燃え上がる木々の炎が山を覆いはじめ、この炎の勢いを南へ南へと広げはじめます。


秋の山は何といっても彩りが素晴らしい。赤・黄・橙・茶・桃・紫・緑・黄緑と木々の色合いは響きあう音のリズムを感じさせてくれます。
もみじ・楓・漆・蔦などたくさんの葉たち、秋涼の風に負けないように小枝にしがみついているようです。

日光のいろは坂の上空を飛行すると、紅葉・黄葉の間にジュズつなぎになった車の列をみることができます。
花暦の燃え上がる最終章をみようとして・・・。
 
 2001/10/19
 HALLOWEEN ! !
 
  

ハッピーハロウィーン!!
ハロウィーンはキリスト教の祝日である。万聖節の前日10月31日の夜におこなわれるお祭り、もともとは古代ケルト人の祭りで、秋の収穫を祝うとともに悪霊をはらう目的があります。
米国ではカボチャをくりぬいて作ったチョウチンを飾ったり、めいっぱいお化けや怪物に仮装した子供たちが近所を廻ってお菓子をもらったりします。
ウィスコンシン州ミシガン湖を右に見ながら北上し、ミルウォーキーを過ぎた所にある農場の前では、牧草とカボチャを個性豊かにならべてハロウィーンをアート感覚にて演出しておりました。


広大な敷地の中にぽつりぽつりと建てられている農場の納屋、アーキテクチュアの方々の色々なデザイン感覚が大自然に溶け込んだ絵画的風景になります。
屋根も色々な形状が沢山有り素材、色使いなど大変興味を惹かれます。

 
 2001/10/11
 ぶ ど う
 
 
フルーツの中で好物のひとつにぶどうがあります。
山梨県にお得意先がありますので、毎年ぶどうの季節になると取れたての一番 『巨峰』 が送られてきます。     産地の方々はつるを八方に伸ばして育ったどこの部分のぶどうが美味しいのか分かるみたいです。            一番味のいいところを送っていただいてるようで、大粒しかもジューシー、そして重圧で酸味のきいた巨峰を美味しく頂いております。
うっすら白い粉を吹いているのは果粉と呼ばれる糖分のエッセンスで、農薬ではないそうです。
棚作りという頭上に房を垂らす栽培法は山梨県勝沼が発祥地です。この栽培方法は日本独特のものであり、他国に行きますと人の腰の高さぐらいの柵に栽培しており、日本のぶどう棚栽培方法とは違います。棚作り栽培法は味だけではなく、見た目も重視する独特の美意識があります。
しかし雄大な山裾に栽培されている葡萄畑はとても美しく感じます。
過去に色々な形状の屋根工事を施工させていただきました。屋根屋として、ぶどうの様な複雑な三次元形状の凹凸のある屋根工事を依頼されたら、一度はチャレンジしてみたいです。
 
 2001/10/05
 屋根に登りたく・・・
 
 
大屋根に採用される緑化屋根は大草原の雰囲気があり、ちょっと歩いてみたい気持ちにさせます。
特に先日紹介しましたアムステルダムのスキポール空港の屋根は、すぐ近くに出発階へ通じる道路があります、そのため、もし人が草屋根の上によじ登ることがあると危険なので写真のような金具が設置されています。

軒先回りに金具支えをセットして、それに心棒を固定してあります。ここで感心したことは、素手で握ることのできない鋭い刃物のような形状に加工されていて、さらに回転する仕組みになっています。これでは、よじ登るにも『痛いし、つかめない』面白いアイデアの建築製品だなと感心しました。この製品の材質は、アルミニウムで作られております。
せっかくの緑化屋根にガードフェンスを付けるのでは、景観を損うようになってしまいます・・・。

次の写真は1983年に完成したフランスのパリ、セーヌ川のほとりにあるヴェルシー総合体育館です。
やはり緑化工法が採用されていますが、ここでは屋根面に登ることができないようなガードはされていません。
失礼してよじ登ってみました、しかし勾配が45度以上あるためによじ登るには困難でした。
屋根をテーマにして色々見て歩いていた体験や経験をこれからも順次紹介させていただきます。
 
 2001/10/02
 高気温化に歯止め
 
 
今年の夏、日本列島多くの大都市は連日摂氏35度前後の猛暑に見舞われた。
猛暑を招き寄せる要因の一つとされるのが緑の消失。
しかし、都心に森林や公園といった大規模な緑地を回復するのは不可能に近い。
地球温暖化がいわれて久しいが、それが顕著に現れるのが高層高密化の進む大都市です。とりわけ夏場はエアコン・自動車からの排熱・アスファルト舗装・建物への太陽光による蓄熱と夜間の放熱などで、夜になっても気温が下がらない。
周辺部よりも都心部の気温が高くなるヒートアイランド現象です(砂漠化現象)。
環境省のデータでは、7〜9月に気温が30度を超えた延べ推計時間数は、東京で1980年168時間だったものが、2000年は357時間と二倍強になった。また気象庁によると東京の平均気温は過去10年間で摂氏2.9度も上昇しており、他の大都市でも平均2.4度高くなっている。高気温化は熱中症による健康被害や集中豪雨の増加、大気汚染の増長などにも影響するとされる。
このような被害を解消する最大の方策はこの屋根裏部屋にて(7月9日・7月23日)にすでに紹介しております。
植物の葉や土壌から蒸散する水分が熱を奪い気温を低下させます。植物が太陽光を吸収するため地表・建物の表面温度が下がり、さらに光合成を行う過程でC02削減をして地球温暖化防止にも寄与することができます。
次に紹介する写真はオランダのスキポール空港とドイツのフランクフルト空港のターミナルビルに屋根緑化が施工された実例です。
まもなく日本国内にもこのような施工例が沢山でてくる日もそんなに遠くないと思います。