世界中の屋根を見て廻ることをテーマに、過去60数ヶ国300以上の都市を見学してきた。中でも8年前オランダのスキポール空港に降り立った折、コンコースの屋根が緑化さ
れていることに驚かされた。この時以来、屋根の緑化工法に興味を抱き、日本の金属屋根メーカーとして同工法を開発できないかと考えるようになった。 バリ島ではテンバサールからアクン山へ行った折、山の斜
面を利用したライステラスという水田を見学した。そこで光 と水が植物にとって重要なポイントであることを学んだ。 つまり、保水性をもたせるため屋根にほど良く水を溜める
仕組みにしたらどうかと、研究開発に取り組み始めたのである。
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