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MOUNT COOK
夜半過ぎまで窓ガラスや屋根をを叩き付ける雨音や風の音を気に
しながら、いつのまにか眠りにつきました。
翌朝、目覚めてすぐにカーテンを開けて見てビックリしました。
昨夜の嵐のような天気が嘘のように今朝は抜けるような澄み切った
青空です。早々に食事を済ませて空港へ。
ホテルからは10分とかからない距離ですが一目散に向かいました。
空港はターミナルという様な物ではなく、山小屋風の建物が航空施設
になっています。
氷河が流れた跡の平原を均して滑走路に使用している、大草原の中
にある飛行場です。
空港待合室の壁に落書きされた、世界各国の人々のメッセージが
バラエテイ−に富んでいて、とても印象的でした。
さて、チケットを購入する時に、昨夜の暴雨風のため山頂部に積雪
があるために雪の上の着陸は不可能とのアナウンスがありました。
せっかく来たのに残念なこととあきらめてのフライトです。
しかし、いろいろな人の情報では、めったにこのような晴天は無く、
キャンセルフライトの方が多いとのことで、貴方はついているといわれ
てその気になりMount COOKの遊覧飛行にでかけました。
次から次へと飛び立つセスナ機は大自然を飛び交う蝶のようです。
四人乗りのセスナ機で、氷河沿いの原野に造られた滑走路を離陸して
一路氷河沿いに上昇をはじめます。
氷河沿いの渓谷に入るとエンジン音が一段とこだまがき渡ると、自分の
胸の胸の高鳴りも共鳴していくようでした。
サザン・アルプスは万年雪で覆われた雄大な山々が連ねており、
その
中で雲を突き抜ける山といわれるMount COOKの姿を見て大変感動を
覚えました。
最高峰マウント・クックは、英国の探検家キャプテン・クックを記念して
付けられた名前だが、彼はこの山を仰ぎ見ることはなかったらしい。
この山の周囲は広大な国立公園に指定されていて、植物採集は勿論
のこと、徹底的な自然保護下におかれている。
サザン・アルプスと、何億年も前に出来た氷河の美しい姿、湖水と山と
空のこの風景には感動しました。
氷河・岩肌・砂利・砂・草花・みんな溶け込んで一つの絵になります。
ああ、来てよかった・・・・・。
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SKI PLANE
ミューラー氷河を左下に見て、フッカー・バレーを眼下にみながら上昇
マウント・クック山脈を右に眺めるフライトです。
乗客の心理をくすぐるように、岩肌をすれすれに飛行するパイロットの
得意そうな顔はなんともいえない嬉しさを感じました。
上昇を続けると、昨日感動した湖のテカポ湖の輝く景色が見ることが
できます。
また、途中の荒天と夜のためにみることのできなかった、プカキ湖を
マウント・クック山脈の後ろに見ることができます。
あまりの感動のためにずいぶんフイルムメーカーの売上に貢献して
しまいました。
あまりにも素晴らしい景色のためか無意識のうちに声をあげてしまい
、パイロットから「Are you so enjoy?」なんて話し掛けられました、
「Yes,of course so exciting!」と答えると同時に持ち前の図々しさで
「Could you try to touch doun?」すかさず「Please,please!」の連発
で頼みこみました。
他の飛行機はただマウント・クックを旋回し、再び飛んできた航路を
戻っていきます。パイロットは少し考えていた様子でしたが、氷河の
上に積もった雪を調べるように低空飛行をして、ニヤっと笑ってOKの
サインをして新雪の積もった氷河の上へタッチダウンしてくれました。
ズズーーー、フワー、ズズーーーズーーと新雪を踏みつけるような
音とともに着陸成功です。
今、何億年前の氷河の上にいるという、とても表現することの出来
ない感激で、思わず新雪の上を転がりまわりました。
純白の雪と真青の空、輝く太陽・・・言葉では表現できない美しさです。
パイロットもこれだけ喜んでいる顔を見ればチャレンジしてよかったと
思ったに違いなかった事でしょう。「あらためて、もう一度有難う。」
この着陸を見た他のセスナもつぎつぎに飛来して、一瞬の静寂がすぐ
に壊れてしまいました。
次々に沢山の人が降りてくるので、白砂糖の山に蟻がたかるようです。
新雪の上へ一番先に降りれてとてもラッキーでした。
離陸は水鳥が空へ舞うように、フワっと何も抵抗を感じさせる事無く
飛び立ち、真白な新雪をあとにして一路飛行場へ向かいました。
パイロットいわく、「自分の初フライトから十数年経つが、当時の氷河
はもっともっと巾広く長いものだった。これは地球温暖化のせいだ」
との事です。
世界各国で力をあわせてこの問題に取り込まないと、永遠にこの美し
さを保つことは出来ない。
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バンジージャンプ
マウント・クックの感激をあとに次の目的地へと向かう。
バックミラー越しにチラチラと顔を見せるマウント・クック、そしてプカキ
湖を左にしてここでも何度もカメラのシャッターを押しました。
昨夜は見ることの出来ない景色でしたので、同じ道をしばらく戻るので
すが、また新たな場所へ来た喜びがあります。
クリアバーンそしてオマラマを通過して、ワカナ湖へ。
途中、また新しい挑戦を試みる事にしました。国道に架かる橋の上に人
だかりがあるので、覗いてみると橋の上から渓谷に向かって人が飛び
降りているではないですか。 そうです、バンジ−ジャンプです。
他の人がやっているのをしばらく眺めて、チャレンジしてみました。
約30mのゴムを足首の取り付けます、細い沢山のゴムを編みこんで
3cmの太さにした輪を足首に取り付けられて、橋の横に設けられた架台
の上で、呼吸をととのえます。
商売柄高いところはなんとも思わないけれど、いざ飛び降りるとなると、
段々と鼓動が激しくなっていくのが感じられました。
川の水面までは50m弱との事。絶対に届かないし、ギャラリーがいるの
だから、少しでもカッコ良くと思い、スーパーマンになった気分で「エイヤ
ー」と空に舞いましたが、お腹の力が急に抜けてしまった感じで、イメー
ジ通りにキックができず、ただ何も出来ずに飛び出た様なスタイルだっ
たと思う。
落ちてすぐに伸びたゴムの反動で引き上げられ感じは、またまた嫌な
ものでした。五回近い反動後に空中で逆さ吊のまま、今度はズルズル
と水面に向かって引き下されます。なんとなく中華料理の北京ダッグの
ように吊るされた状態でゴムボートの救命係りに抱かれ、ようやく開放
されました。
度胸だけあればと言われてその気になるもんではないですね。
さて、この興奮も治まらないうちに国道をさらに南下していきます。
途中、国道脇にあるニュージーランド・ワイナリーに入り、ワインの試飲
をしましたが、先ほどの興奮と気疲れの為か急に酔いが回り熟睡して
しまいました。
フロントガラスから差し込む強烈に眩しい太陽に起こされて、再び
クイーンズタウンへと出発です。
相変わらず、緩やかな丘の斜面には沢山の羊が目につきます。
タラスという街を右折してワナカ湖へと向かいます。
湖に面した小さな町はサケやマス釣りでとても有名な所です。
アルタ山など沢山の山々に囲まれて、それらの山からそそぐ沢山の
河川の水で溢れるような錯覚をします。
冬場はウインタースポーツのメッカであるというので、また機会があれ
ば訪れてみたい所です。
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クイーンズタウン
ワカナ湖から約110キロのドライブで、2000m級の山々の間を左右の
景色を眺めながら走ることができます。
アロウタウンという小さい町に入ります。この町は1860年代に砂金が
発見されて大ブームになり栄えた町らしいのですが、今はその面影は
感じられませんでした。
町の端から端まであるいても5〜6分の短い通りですが、歩いてみると
昔の金鉱町当時の欲望と熱気やロマンを感じました。
マウント・クックから330km、アロウタウンから20km程の所に「女王が住
むにふさわしい町」という意味でつけられたクイーンズタウンに着きます。
世界各国から金を掘り当てるために来た人々がこの素晴らしい景観を
誇る町として名付けた事が理解できます。
早速、高い所へ登るチャンスを見つけました。ボブスピークケーブルで
この町の背後にある山、ボブスヒルの標高812mまで一気に登れます。
町の周りには湖や冠雪した2千数百mのサザン・アルプスの素晴らしい
自然美を眺めることができます。
国立公園の中にある町らしく、町の中はとてもきれいです。
ワカテイプ湖のほとりにガバメント・ガーデンズがあり、そこに棲息する
野鳥や植物を観察することができます。
本当は、あげてはいけないのだと思うのですが、あまりにも人なつこい
カモメにパンを与えると、数え切れない程のカモメや名の知らない鳥達
がやって来ました。
自然の餌だけでは腹が満足できないみたいです。でも、厳しい冬の中で
生き延びる為には人が与える餌をあてにしないように自然のままで放っ
ておくのが彼らの為には一番なのですが・・・。
この町の人口は約3000人との事ですが、この様な大自然の環境の中で
生活できて羨ましく思いました。
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ワカテイプ湖のほとりにあるガバメント・ガーデンズ |
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ミルフォード・サウンド
クイーンズ・タウンからワカテイプ湖を右にみてインバーカーギル方面
へさらに南下します。
湖とターンブル山をぐるっと回る湖畔に面した道路です。ここは自動車
メーカーがよくコマーシャルなどのロケに使うようです。
大自然の真っ只中をドライブする。行き交う車はほとんど無く、この大
自然を独り占めにして走れる事は最高の贅沢ではないかと思い ます。
ワカテイプ湖に別れを告げて、谷間の平坦な道をモスバーンという町
を右折してテ・アウナの町を通過してテ・アウナ湖を左に眺めながら
ホリフォード・バリー道路を走ります。
渓谷沿いの道路で左右の景色に見とれてしまいます。岩肌のゴツゴツ
した自然美に感激する間もなく、今度は目の前に湖が顔を出すという
景色の変化に富んだドライブになります。
大昔に氷河に侵食されてできた渓谷沿いの道です。この様な景色の
変化を楽しんで走ると、間もなくフィヨルドランドの中で14ある大型の
フィヨルで最も有名ミルフォード・サウンドに到着します。
大自然を満喫する為、遥か南の果てまでたどり着き、「あぁ、着いた
着いた」と感激する前に、土産屋などから出すとても喧しい音楽に落胆
しました。
ゴミ一つない環境に保たれている美しい国なのに、音の規制は出来
ないのかと、疑問を感じました。
ニュージーランドの国で世界遺産に登録されている四つの国立公園
にはマウント・クックをはじめとして、このミルフォード・サウンドも含まれ
て います。
氷河によって侵食されて作られた大自然の芸術とうっそうと茂る原生林
の黒と緑のコンストラスト、そしてエメラルドブルーの海へと長く延びる
フィヨルドの美しい海岸線は心のフイルムに焼きついて消える事はあり
ません。
南島の観光もクライマックスを終えて、自然美を堪能しながら、ダニー
デンというスコットランド系の開拓者の人々によってつくられた街早足
で通過し、太平洋沿いを北へと北上し、オマルを抜けてクライストチャ
ーチへと戻ります。
時間の余裕があまりなかったので急ぎ足で走った。途中、日本では
見かけない超大型の重機類を使用して日本の建材メーカーが大規模
な森林伐採を行っていた。その伐採された樹木の大部分が日本向け
であるのには驚きました。
聞くところによりますと、伐採したあとすぐに植林をするという条件に基
づいて開発行為をしているようです。
近い将来、自然が破壊されてしまうのではないかと、心配をせずには
いられませんでした。
さて、帰国でクライストチャーチからシドニーへ抜けるコースの途中、
左側にサザン・アルプスが見え、あの思い出のマウント・クックが雲海
から突き出す姿を再度眺める事ができます。
感激をもう一度味わいたい方には最高のフライトになります。
また、オークランドから日本に向かうコースですと、離陸して少し経つと
眼下にニューカレドニアのコバルトブルーの海と珊瑚礁に囲まれた楽
園の島々を見ることができます。
ああ、旅はたくさんの思い出を胸にしめられて最高です。
機内では、機内誌の地図を見ながら次の旅の計画を考えはじめます。
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